郷愁の笛の音

神輿渡御行列

お急ぎの方はまたは、青の文字を読んでください。

8月最終日曜日午後1時30分発幸(平成19年は8月26日です)

元庄屋太田邸庭から出発し約600m離れた神社まで渡御

早朝、鎮守の森の隙間から朝日の木漏れ日が神社に差す頃、中谷川の両側の部落から氏子が集まってくる。神輿を元名主の御旅所までお移しするのである。発幸祭を行い。神輿が拝殿前に下ろされる。ここでご祭神を神輿にお移し申し上げると、子供たちの鼓笛隊の神輿渡御の楽が鳴り出す。

 

部落の青年たちが神輿をかけ声とともに担ぎ上げる。弓矢、柄に打ち付けた薙鎌、幣帛、守神旗が供奉の人達に渡たされる。子供について来たお母さんにも手伝って持っていただき、いよいよ出発。神輿は神社の坂を下っていく。

 

 


坂を下りたところ、宮司宅の裏で小休止して、また出発、素朴な笛の音とともに橋を渡り五反の大幟の下を抜けて中谷西部落の集会所の前でまた小休止。

さらに坂を下り、太田家に入る坂を勢いをつけて駆け上がるようにして昇る。先頭の神職、神社総代会長も神輿にあおらて走る。

庭に来ると「諏訪大明神 太田氏」と赤に白で染め抜いた幟が緑の木々を背景に鮮やかに立っている。総代に注連縄を張ってもらい紙垂をつける。神職が拝礼をして下げ御輿は終わる。担ぎ手は太田家の座敷で御神酒をいただく。8時ころみんな帰っていく。神輿が静かに午後の出を待ってたたずんでいる。

 

 

 

 


正午過ぎ、狂い拍子、奴、獅子の芸能三役をはじめ諸役が集まってくる。ここで太田家の主人、氏子総代が座敷に正座して見守る中、三役の芸能がそれぞれ一節だけ庭で踊られる。氏子総代会長の召し立てが始まる。「先頭猿田彦の命」「おお」と次々に返事をしていく。氏子総代会長扇子を高々あげて「出発」。太田家の方々が庭に出て見送る中いよいよ出発。

芸能三役1節ずつ舞う

御旅所を出発

出発の白丁、警護、神輿

 

奴共がまずくるくるっと振りながら動き出す。振るとは踊ること。(奴踊りのページで詳細を)大の大人が赤いふんどしつけて踊る姿はほほえましい。子供が喜んで一緒についてくる。子供を喜ばせるなんてすばらしいじゃないですか。子供心に思いでが焼き着く。奴のみなさんありがとう。宮司ひたすら感謝。奴の先頭には奴の露払いが立つ。おっかない鬼の面をかぶっている。頭の上にのせずに猿田彦も露払いもちゃんとゅかぶってお客さんにサービス。宮司感謝。

行列順序

先頭総代総代会長猿田彦奴露払い奴共奴の後は神職のみなさん前導神職、続いて大宮諏訪神社宮司、神職、楽人2人 献幣使前導つづいて献幣使の順。次巫女。続いて警護関係の所役、薙鎌捧持者神輿の前に2人。諏訪から薙鎌を知る会の人が参拝に来社。その方方も参加。守神旗と幣帛を持っていただいた。次に由緒家の警護の方。紋付き袴で、名誉総代(御旅所のご主人)と郵便局長の両太田家。次に長柄。房とススキの着いた長い棒を持つ。次御神輿 10人で担ぐ。

 

威儀物を捧持し行列に参加してくださる方募集。

神輿の後はまた後備警護 弓矢をそれぞれ持って紋付き袴で警護。薙鎌を知る会の方が薙鎌を捧持し警護に加わる。次に白鳥幣帛を二人で正装して持っいる。次に長柄。今年は村の助役さん家の番だ。氏は神事にも参列するため、礼服姿で長柄を持つ。過疎の村は、一人で何役もやるのだ。また感謝感謝。続いて狂い拍子と狂い拍子のテーマを吹くお囃子。昔は神輿、獅子、狂拍子、道中囃子様々なテーマの笛の音が聞こえていた。これを復活させたいものである。

続いて御輿のテーマを吹く別のお囃子隊。続いて神輿の露払い、お面をかぶり竹を持つ。本当は神輿より先頭なのだが。各自自由にやっているようだ。次に 獅子の露払い。次に獅子一般参加の方々と続く。道中アマチュアカメラマンが大勢同行。大勢来ていいただい感謝。だがカメラマンのみなさんこれだけの行列を整えるのも大変なのだ。お賽銭1000円くらいはおねがいしますよ。

 

いよいよお宮の庭に到着。まず一周。神輿が休む間、行列もおやすみ。一休み後「天地万物同根性」、「四海和合一体法」の白幟。その横に「建御名方命」と染め抜いた幟の前を通り二周する。

神輿は二周目に暴れ三周目で勢いをつけて右手の坂を一気に駆け上り拝殿の前に突っ込んでくる。「危ない危ない」邪魔になる観客を持っている竹をそよがせてたたく。これは露払いの大事な役。神様に本殿にお帰り戴いて行列は終わり。

暴れ神輿前の人は逃げる

お客さんも帰路につき急に寂しくなる。

そのころ、下の庭では三役の芸能が始まる。芸能が終わるとお宮も寂しくなっていく。このころ笛、篳篥の音が聞こえ出し、神殿で神事が始まる。お客さん帰らないで後から拝殿にて浦安の舞(クリック)があります。女生徒のみなさんが夏休み一所懸命練習したのですから見てから帰って下さい。

三役の芸能はそれぞれのページでごらん下さい。

 

 

参加してみたい方

ここをクリックしてね

《次のページ》   《トッページに戻る》