令和8年丙午(ひのえうま)年について

午は月では陰暦5(時間では午前11時より午後1時まで方角は正南)恵方南南東

                   十干について

 火の強気。万物は木火土金水の五気(五行)に分けられ、さらに陰陽二つの気、兄(え、強気)と弟(と、弱気)に分かれ、万物はこの気(十干)の循環の中に消長輪廻する

「丙」の性質。赤色に象徴され、火気の盛期、今年は兄、性質は強く太陽の高熱。元の字は「炳」(あきらか)「丙」(ひのえ)は草木が伸張して、その形が顕著になった状態と言う
方位は南南東                   
十ニ支より見る午年 

 
 太歳(神)は
木星を神霊化した想像上の星で万物の生成を司る吉神。この星は12年で天を一周する。この星の来る位置を1年の草木の発生繁茂伏蔵の輪廻消長に譬え12段階に分け12支を作り、さらにわかりやすくするため文字構成の一部を取って動物の名前を付けた。


 
「午」「忤」(さからう)の字が元で、動物では「馬」に当てた。午は火気の盛気。昨年は全陽であったが、五月、一陰陽に逆らい地を冒して出ずる様5芒種(現6月6日より小暑7月7)の前日までを言う。万物に初めて衰微のの傾向が生じる意。令和8年はこの星-太歳(神)が「午」南の方角に来る年回り。易では「天風后」(てんぷうこう)といい陽気5対陰気1の状態。后」はめぐり遇うこと。后」「女壮」なり。男女に例えるなら男5人に女1人の図。男ばかりのところに偶然女が現れた。女性は人気あり、強くわがままな女性。古来丙午年生まれの「女を娶るなかれ」と言う。干支は迷信のようなものではあり、女性にとっては失礼な話ですがご容赦願います。
すなわち「女性や水」等大切であり、祖先は過小の適期に合わせ陰陽の気を助長や制限するため干支を使ってきたといえる

午年の信仰

伏見稲荷大社の伏見人形の意味
 大社の例祭日は211初午(はつうま)。つまり卯月戊午(土-午 つちのえうま)の日という。五行の法則「火生土により「土」は農業にとって植え付け収穫において大事で、土は火によって生まれ強化される。土気に属する狐は農業の神を象徴し、火を象徴する午は下から燃え上がり土を生み強化する。農業の神お稲荷様は馬に乗って最強の威力を発揮するという。よってこの日を祭典日として稲荷神の最強の図は午に乗った狐であらわされたという。 

多度大社の上げ馬神事 
火の本性は炎上
である。馬と上がるが結びついた神事である。三重県の多度大社に
午月の節句(5月5日)の上げ馬神事が伝承されている。急坂を人馬一体となり駆け上がる危険な神事である。火の盛期においてそれを促す行事という。

端午の節句には「女天下」「女の家」という行事もある。この日は女性をもてなし大事にする日である。この日だけ歓待し後は静かにしてもらうまた陰を水と見ると稲作に大事なこれからの水気を促進するためという説もある。

伏見人形馬上の狐 稲荷神神威強化 上げ馬 馬気促進の図
         本年は

陽気5 陰気1 昨年の全陽から陽は1個減った。年ごとに陰が増えるが亥歳の全陰までまだ大丈夫。だが、この1陰が気になるところです。宮司の腎臓の(eGFR)濾過機能が60以上必要なのに44に減少。透析まだ大丈夫?------日本はまだ透析大丈夫?丙午の高市政権。初めての強い女性総理。「いじめたら非国民だぞ」と高市人気は素晴らしい。野党もちやほや。危ないなあ。「国民のための良い政権」になるよう最強の稲荷神の図でお祈りしましょう。 狐を馬に乗せたようとは「@動揺して落ち着きが無いこと。A言うことの信じがたいさま」と辞書にあつた

               年奴歌  明治39年丙午

 忠孝の両道の道を問いければ 親につくすは孝行 君につくすは忠義なり 孝ある人は忠もあり 忠ある人孝もあり 神の教えに奴ども