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この神事は、諏訪大社御柱大祭の前年、信越国境戸土 境の宮及び中股 小倉明神の神木に、諏訪大社宮司がご参向になり、七年に一度、交互に打ち込まれるものです。八月最終日曜日、大宮諏訪神社で薙鎌(なぎがま)神事報告の儀を行い、翌日信越国境に出向き斎行される。ここは長野県でも唯一海の見える地であり、明神の母神様であられる奴奈川姫の治めておられた越の国を見下ろ位置で、エネルギッシュな御柱祭とは対照的に静かに斎行されます。この神事は、「信濃の国の境を確認するとともに国土を祓い平安を祈る意味」があるものと思われます。この静かな薙鎌打ち神事を幕開けとして、やがて壮大で豪快な祭が諏訪の地へと移って行くと言えます。
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